今月の言葉
2026年1月:「願うこころは道をつくる」
初夢は「一富士・二鷹・三茄子」と新年を迎え、見ると縁起が良い夢として伝えられています。起源や言い伝えには諸説有るようですが、平穏無事(富士)に、高い志をもって運気上昇(鷹)、怪我無く物事が成せますように(茄子)と、一年を迎えるにあたっての願いが込められています。今も昔も変わらない、我々人間の願いです。出来るだけ万事無事に、運気も高まり、物事が達成出来れば言う事ないのです。しかし、なかなか上手くいかないのがこの世の中。我々人間の願いとは裏腹に、思い通りにいかない「無常」の世の中です。
そんな思い通りにいかない苦しみの世の中を見られ、悲しみに暮れる我々人間の為に生きる希望の道筋をお立てになってくださったのが阿弥陀如来様です。悩み苦しむ人々をなんとか救ってやりたい、救わせてくれと願われ、ご修行されて、仏となられたのが阿弥陀如来様です。仏となられた阿弥陀様の名を呼べば必ず救ってくださる。その救いの先、救いの場所が西方極楽浄土です。この世の中の一番の悩み苦しみである「死」を先に解決してくださっているのが「南無阿弥陀佛」のお念仏です。お念仏の御教えは、「死」の苦しみを解決してくださっていると同時に、先に亡くなられた方々とまた会えるという再会の場所を創ってくださっているのです。
平穏無事に、高い志をもって、怪我なく物事を成していける様にと願いつつ、この世を生き切った先には阿弥陀如来様の居られる西方極楽浄土があるのです。何かと上手くいかない世の中にあっても、死んで終わりではない事、亡き人ともまた会えるという再会の場所がある事が、今を生きる心の支えとなり、「生きがい」になって参ります。その「生きがい」をもって、今年一年も共々に「南無阿弥陀佛」とお念仏を申して過ごしてくださいます様にお願い申し上げます。
合掌


